「好きになれるか」は考えすぎないよう

婚活がうまくいかない理由は「好きになれるか」を重視しすぎているからかもしれません。
婚活を始めると、多くの人が「この人のことを好きになれるか?」「ときめくか?」という点に意識を集中させがちです。しかし、恋愛と結婚は似ているようで違います。特に婚活においては、最初から「好き」という感情を無理に探そうとすることで、かえって相手の本質が見えにくくなり、関係が進展しにくくなることもあります。
1.「一緒にいて楽かどうか」が結婚生活のカギ
長く生活していくことにおいて、とても大切なのは「一緒にいて楽でいられるか」という感覚です。気を使いすぎたり、自分を無理に作ったりする関係では、いずれ疲れがたまり、ストレスに変わってしまいます。
例えば、沈黙が気まずくない関係、素の自分を出せる相手、共通の価値観を共有できる人。そうした「自然体でいられる相手」は、最初はドキドキしなくても、時間と共にじわじわと信頼関係が深まっていくものです。
また、最初のお見合いや仮交際の序盤では、沈黙が気まずくないかや、素の自分を出せるかどうかは、分からないと思います。敬語が外れたり、冗談を言い合える関係性になれるかなど。早い段階で白黒つけようとしない方のほうが進展しやすい印象です。
2.意見の違いが出た時、ちゃんと話し合えるか?
結婚は毎日の積み重ねになります。どれほど気が合う相手でも、生活を共にすれば必ず何かしらの意見の食い違いは出てくると思います。重要なのは、そうした違いを「我慢」や「衝突」など深刻に捉えず、冷静に話し合えるかどうかと思います。
婚活中に、価値観の違いや小さな意見のズレが見えたとき、避けたり我慢したりするのではなく、「この人とはどうやって折り合いをつけていけるか?」という視点で向き合ってみましょう。建設的に対話ができる相手こそ、結婚後も安心して関係を築けるパートナーになり得ます。
3.好きになるのは「あとから」でも遅くない
婚活では、「最初から好きになれる相手を探さなければ」と思い込む必要はありません。最初の印象が普通だったとしても、会話が楽しい、一緒にいると落ち着く、何かあっても何とかやっていけそう、といったポイントがあれば、それが「相性の良さ」かもしれません。
実際、結婚生活後に「今の方が好きですよ」というカップルは少なくありません。婚活においても、まずは「安心できる関係」を築くことが、結果的に恋愛感情にもつながっていくケースが多いのです。
4.まとめ|婚活で大切なのは「感情」より「安心感」く
婚活をうまく進めたいなら、「一緒にいて疲れないか?」「話し合いができる関係か?」「気負いなく話せる相手か」といった視点を大切にしましょう。「好きかどうか」を無理に判断しようとせず、少しずつ相手を知っていこうとする心がけが、本当の相性を確かめやすくすると思います。
焦らず、自分にとって「心地よい関係性」を築ける相手と出会えるよう、自分の感覚を大切にしていきましょう。