お見合いでは理想の結婚像を聞かない方が良い?

お見合いでは理想の結婚像を聞かない方が良い?まずは居心地良い、楽しい時間を
お見合いの場面でよく話題に上がるのが「理想の結婚生活」についてです。結婚を前提に出会うからこそ、お互いの価値観を早めに知っておきたいという気持ちは自然なことです。しかし、最初の段階で結婚像に踏み込みすぎるのは、実は相手にプレッシャーを与えたり、関係の発展を妨げる原因になったりすることがあります。「価値観が合わないなら、お互いの為に無理に合わない方が、お互いの為。」のような事を考えている方は、効率的に見えて、実はご縁の遠回りになっているのは、あるあるです。
なぜ理想の結婚像を聞きすぎるのはNGなのか?
お見合いは第一印象が非常に重要です。そんな貴重な時間に、いきなり「〇〇県には住めますか?」「子どもは何人欲しいですか?」「共働き希望ですか?」「親との同居は可能ですか?」といった具体的すぎる質問をされると、相手は構えてしまう可能性があります。
特に、まだお互いの性格や価値観を十分に理解していない段階で、将来設計について深掘りするのはリスクが伴います。どんなに理想が一致していても、「この人となら自然体でいられる」「気負いなく何でも言える」と感じられなければ、のちに少しでもズレを感じた時に進展が難しくなりやすいです。あくまで「合わない時に建設的に話し合えるか」が大事かと考えています。
まずは「一緒にいて心地よいか」を大切に
お見合いで最も重視すべきなのは、理想論ではなく「フィーリング」や「居心地の良さ」です。会話のテンポが合う、無言でも気まずくない、笑いのツボが似ている――そういった感覚的な部分こそが、結婚後の生活において非常に重要な役割を果たします。また、上記のことも、お見合いや数回のデートでは分からないことが多いです。敬語が外れた時や冗談を言い合えるまでは、本当の相性は分からないことが多いと思います。
たとえ結婚観に少しズレがあっても、関係を築く中で話し合い、調整できる場合がほとんどです。逆に、理想が合致していても、一緒にいることにストレスを感じるようでは、長い結婚生活を共にするのは難しくなります。合わないかもしれないことに不安になるのではなく、その時々で話し合えるか、が大事ですね。
タイミングを見て、自然に話すのがベスト
もちろん、結婚を考える以上、いずれは価値観のすり合わせは必要です。しかし、そのタイミングは慎重に見極めることが大切です。最初の数回のデートでは、趣味や日常の過ごし方、仕事に対する考え方など、よりライトな話題から関係を深めていくのが無難です。。
お互いに信頼関係が築けてから、「将来的にどんな生活が理想か」「家庭に求めるものは何か」といった話をすることで、より前向きで自然な会話が生まれます。お互い信頼関係が築けていないときに具体的に提示しても、押し付けられているように感じてしまったり、信頼関係が築けていないから、濁して話に合わせていただけているだけかもしれません。
実際に、仲が深まった上だから、「〇〇県から移動はできない」と言ってた方も、引っ越しされたり、転職は難しい方も、お相手と一緒にいたいから転職へ踏み切ったり、共通の趣味の方と結婚希望の方も、全く違う趣味の方と成婚退会されたりなど。「〇〇さんとだから、」というのは良くあります。最初に白黒つけようとされる方は、お互い寄り添えることは難しく、「まずはお互いの仲を深めよう」の心がけが出来ている方は、のちに結婚観や条件にズレがあっても、擦り合わせしやすかったり、お相手からも寄り添っていただきやすい印象です。
まとめ:お見合いでは「未来」より「今、仲を深める」ことに重きを
お見合いの目的は、理想の条件に合う相手を探すことではなく、一緒に人生を歩んでいける「パートナー」を見つけること。そのためには、まず目の前の相手と「心地よい関係」が築けるよう関わることが大事です。